茨城県レスリング協会のホームページ開設にあたり、ご挨拶を申し上げます。
本協会は、故:沼尻直前会長のご尽力により,昭和27年7月24日に設立され、本年で70周年を迎える歴史と伝統に輝く協会であります。
今でこそオリンピックをはじめ、数々の大会において注目・期待されるレスリング競技ではありますが、草創期にご苦労の中、真剣にレスリングを愛し、競技力の向上、競技人口の拡大に努め、本県のみならず全日本、そして世界レスリング界の発展充実に寄与された沼尻直前会長の偉大さに改めて敬服するところです。また,本協会の歴代会長をはじめ、日本レスリング協会会長富山英明様、全国中学生レスリング連盟会長沼尻久様、さらには、指導者・選手として名を馳せた第一線の競技者の皆様等々、多数の関係各位の皆様に心より敬意と感謝を申し上げます。
さて,本協会は、令和元年に本県で2回目となる国民体育大会『いきいき茨城ゆめ国体レスリング競技会』を開催しました。そして本年,新型コロナウイルス感染拡大により中止となっていた沼尻直杯第48回全国中学生レスリング選手権大会を3年ぶりに開催したところ、コロナ渦の中にもかかわらず、前回大会と同規模の694名の選手が参加し、盛大かつ成功裏に終了することができました。これもひとえに、県内はもちろんのこと、全国の指導者・選手及び保護者の皆様の熱意の現れと改めて敬意を表するところです。
本協会に関わる歴史を振り返って見ますと、日本レスリング協会会長富山英明氏、国際武道大学レスリング部監督小林孝至氏のオリンピック金メダリストをはじめ、世界選手権大会等国際大会でのメダリストの輩出、国民体育大会通算3回の総合優勝、インターハイでの霞ヶ浦高等学校の通算23回、土浦日本大学高等学校の通算3回、合計26回の団体優勝が特筆されます。さらに、全日本選手権大会、国民体育大会、インターハイ、全国中学生大会、全国高校選抜大会、全国中学生選抜大会、全国少年少女大会においても多数の優勝者を輩出するなど順調に発展を遂げ、今日を迎えるにことができ、『レスリング王国 茨城』の名を全国に轟かせているところです。そうした活動成果の礎となったのは、やはり沼尻直前会長をはじめとする沼尻ファミリーの存在であり、沼尻久会長代行の『正に生涯レスリング一筋』の熱き想いを語らねばなりません。
結びに、今般の本協会ホームページ開設を機に、日本レスリング協会をはじめ関係諸団体との情報交流を密にし、今後ますます日本レスリング界の発展に寄与していくことをお約束するとともに,日頃より本協会の発展充実にご尽力いただいております日本レスリング協会をはじめ、茨城県、水戸市、関係各位の皆様に心より深く感謝申し上げましてご挨拶といたします。
茨城県レスリング協会
会 長 田 山 東 湖